09/05/20

シャゲキセイアツガタキコウケイカン・フェンファイア

射撃制圧型機甲警官“FenFire”

警察機甲隊が,テロや災害などによる危険区域において運用するヒューマノイド・ロボットの射撃戦闘特化モデル。
“FenFire”(狐火)の愛称は,警戒レベルを発光色により段階的に表示する機能を持つ肘部や膝部に搭載されたライトが,暗闇の中で燐光のような淡い光を放つことに由来する。警戒レベルが最高の状態では頭頂部のパトライトが点灯し,背面下部に搭載された多筒展開回転砲キュービック・リボルバーを始めとする全武装の使用制限が解除される。
顔面に配置された眼球や口を模した装置は,機体の損傷度や個体レベルでの警戒度,または交信相手に対する自身への命令有効度を視覚的感覚的に表示するためのもの。頭部上方に突出した2基の尖鋭的なフォルムを持つ装置は,高出力のステレオスピーカーである。
メインの処理装置を内蔵する胸部には,これを保護するため堅牢かつ精巧なショックアブソーバを有しており,流線的な曲面により構成された,左右2基の大きなふくらみが特徴的。また銃撃戦で被弾した際,銃弾のエネルギーをあえて全て受け止めることで跳弾被害を抑えるために,頭部・胸部・腹部及びその周辺部位の保護にはペールオレンジで塗装された軟質シリコンゴムによるプロテクターを採用している。

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